子どもたちとともに

昨日、本日と、関連職場が主催した、子どもたちの交流キャンプに指導者として同行した。
希に、地元の、既に見知った関係の子どもたちを対象としたキャンプなんかに同行することがあり、楽しかったりつらかったり歯痒い思いをしたりしているのだ。
特に私が暮らす町では、概して小規模校ばかりで、保育園(幼稚園)から小学校、中学校までクラス替えもなく、子ども同士日常的につきあう範囲が限定されていて、日々の人間関係がキャンプという「非日常空間」にまで持ち込まれてしまうことがたびたびで、せっかくのキャンプの場でもなかなか主催者が期待するような参加者の変容が起こりづらい。
その点では、今回同行したキャンプでは参加者はバラバラ。班編制の時点で同じ小(中)学校出身者はもちろんバラバラ。自ずと初対面のメンバーとコミュニケーションせざるを得ない。
主張すること、譲ること、時分のカラを破ること。いつも一緒じゃないメンバーに囲まれた彼らは、否が応でもこうした行為をせざるを得ない。でなきゃ夕食も朝食もとれず、きっと2日間ものすごい苦痛な時を過ごせること請け合いだからである。
それでも良くしたもので、こうした見知らぬ人たちとのキャンプに参加しようと考える子どもたちは、当然こうした事態は想定済みであるので、初対面であっても思いの外積極的にコミュニケーションを取ろうとするもの。「ケッ、むりやり行けっていわれたから来てやったんだぜ。おいらのことはほっといてくれ」なんて斜に構えてしまうような擦れた子どもはいないのである。
自然に勝手に元気よくまとまっていき、いきなり仲良くなった友達とともに悪事を画策して指導者の手に余るような自体も生じることなく、つつがなく2日間を過ごしたのであった。
それにしても2日間ほったらかしにしてある自分のデスクが気になって仕方ない。