コラボレーション

奥出直人氏の著書を読んだ。
その名も「会議力」

会議力 (平凡社新書)

会議力 (平凡社新書)

これまで会議というと、いかにうまいことコミュニケーションをはかるかに腐心していたのだが、会議は本来「コラボレーション」を生み出す場であるということを忘れていた。
この本にあるように、もともとたいして円滑なコミュニケーションもないまま、ついつい「いかにコミュニケーションをとるか」ばかりに気をとられていて、その目的であるはずの「コラボレーションを生み出す」ということ、結果を出すことを怠っていた、いや、その目的すら見失ってしまっていたことに気付かされた。
いや、本当は気付いていたのかもしれない。
気付いていたにもかかわらず、会議の手法ばかりにとらわれてしまっていた。
(「会議革命」読みました。何度も。恥ずかしながら。)
参加者に「これを生み出すのだ」という目的意識と十分なコミュニケーションさえあれば、こざかしい手法を使わずともコラボレーションは生まれるのだ、という。
確かに、職場以外の仲間との話し合いであれば、こざかしい手法に寄らずとも、毎度気持ちいいくらいのコラボレーションは生まれていることを考えるとその通りなのだ。
土台としてのコミュニケーション。そのための、ツールとしてのメール。腑に落ちる。
上手くいくミーティングの経験くらいあるじゃないか。私にだって。
問題は、それをどうやって我が職場に持ち込むか、である。難題だが。