どうしても外せない用事で人前に出なくてはならず、

一昨日酩酊転倒による、どのようにしても隠しきれない顔面の傷はたった二晩で治るはずもなく、本日予定していたアポイントをそんな身勝手な理由で断るわけにもいかず、仕方がないのでしぶしぶ出かけた。
こうしたばあい、あう人あう人から「どうしたの?」と突っ込まれて「いやあ、えへへ、実は…」などと受け答えができればまだよい。困るのは、中途半端な知人である。
興味津々で傷を一瞥し、明らかに気が付いているにもかかわらず何一つそれにはふれることなく過ごしてしまうのである。
これは辛かった。
まだ思いっきり突っ込んでもらって笑ってもらえる方がどんなに楽だろう。
もうこんな傷は作らぬようにしよう。