主催事業の実行委員会

今年の夏休み、我が社が加盟している団体主催の子どもたち向けキャンプが開催される。
今年度は慣例により我が社が事務局引き受け、我が部署、私めが主担当となって行うことになっている。
本日は、第2回実行委員会。
このキャンプ、基本的には自ら「参加したい!」と希望した子どもたちがほとんどであること、当然住んでる町も学校も学年も性別も違うメンバーで行うことになる。
右を向いても左を向いても見知らぬもの同士であるため、子どもらは必然的に
「ああ、こりゃ無理してでもまわりの奴らと仲良くしなきゃ、大変つらい2日間になるぞ」
と感づく。引率者が何ら指導も支援もせずとも勝手に仲良くなっているのであった。
従って、例年であればこのキャンプを引率する大人たちは、ただただ子どもらの身体的な安全にさえ配慮しておけば大きな問題もなく過ぎていってしまう。
これまでそこには「このキャンプをより効果的に演出するには」という視点は持ち込まれていなかった。
日がな一日(正確には一泊二日)子どもらの動向をただ眺めておくだけじゃ、引率者としてもつまらないじゃないか、もう少し介入すれば、もっと効率的に効果的に子どもたちの2日間を楽しく演出できるのではないかと考え、慣例、恒例、例年、前例、といったものをとりあえず無視することにした。
今回の実行委員には「働いてもらいます」という気持ちを伝えるのだ。
そして夜には結団式でしっかり気持ちを高めてもらうのだ。
誰のためにって、そりゃ事務局員であるわたくし自身のため。私の貴重な2日間を楽しく過ごすための作戦なのだ。