小作契約、解除

我が父が小作契約を結んでいた老夫婦のお宅へお邪魔した。夜7時。老夫婦は夕食を終え、入浴を済ませようかとするところだった。電話もせずに突然の訪問。失礼だとは思いつつも、用意周到に訪ねるよりは有効なんじゃないかと思ったのだ。一応「職場から直接お伺いしました」感を醸し出す作戦。その実、職場を引き払った後に散髪屋に行って一眠りしながらカットされた頭でスッキリした気分で伺ったのだ。
このお宅から預かって作っていた面積は2ヘクタール弱。こんなにあったのね。
近所の農場がなんとか引き続いてこのお宅の田んぼを作って下さることになり、晴れて合意解約成立。
「合意解約」って言っても、その実こちらの一方的な事情によるものだけに、常に下手下手に出ながら言葉を選びながら、先方に話をする。おかげですんなりとことはすすみ、無事ことなきを得た。