帰宅後の食卓で

今夜の夕食には旬のタケノコ。食卓でもタケノコ談義。
母はとにかく地上高く伸びきった大きなタケノコが大好き。大きくなくちゃダメらしく、裏の竹藪でもわざわざ大きく成長した、ほぼ”タケ”になったものをありがたがる傾向がある。まだ地上に覗いてないほうが旨いのだと力説してもダメ。彫り上げるときの充実感だけで収穫をしているようなのだ。
過去にNHKためしてガッテン」でもやってたじゃないか。一緒に見てたでしょう。ああ、そんな気はする。てなやりとりの後、次回からは悔い改めてもう少しましなものを食卓に、と懇願しておいた。
参考:「ためしてガッテン」バックナンバーより

タケノコは日に当たると、成長が盛んになる「成長モード」に入ります。このとき、酵素が食物繊維など成長に欠かせないものを作り始めると同時に「えぐみ」も作り出してしまうのです。「えぐみスイッチ」の1つは、日光です。
店頭でタケノコを選ぶときは、先端の緑色が薄いものを選びましょう。

タケノコはまさに竹の分身で、地下茎につながる自分のコピーを作って増えていきます。しかもタケノコは、竹から栄養を供給してもらって成長します。
実はここに「えぐみスイッチ」が潜んでいます。それは「根から切り離すこと」です。切り離してしまうと、なんとか自分で成長しようとしますが、栄養が得られないので成長できません。しかし「えぐみ」だけは増えてしまいます。だから、とってから時間がたっていないものを選ぶことが大切です。