父は通所介護に(3回目)

通所介護施設3日目。さて、父は一体どのように過ごしているのか、楽しくやって行けそうなのか、通う日を心待ちにするようになるのか。いかんせん、失語症であるため、何を聞いても要領を得ないのが残念であるが、帰宅した父の様子を見るに付け、まんざらではない様子に安心している。
父がお世話になっている施設については、母が見聞きしてきたことや、担当してくれているケアマネージャーさんの説明を聞いたりしたのみで、具体的なイメージが湧かない。一度参観してみよう。
それはそれとして、担当ケアマネージャーさんから、保険の意味でもう一件通所介護施設に通ってはどうかと水を向けられた。
要介護度1であっても受けられるサービスの上限金額までもう少し余裕があるらしい。今のプランで週2回なので、もう2回くらいは大丈夫だという。
外面だけは人一倍良い父のこと、息子としては、我が家で好き勝手に危険行為をされるくらいならよそさまの言うことを聞いておとなしくしていてくれた方が有り難いのであるが、そう単純に「じゃあ、もう一件のデイケア施設もおねがいしようか」というわけには問屋が卸してくれない。
というのも、父は人一倍プライドが高く、今現在も分からないなりにそのプライドが傷つけられると荒れまくる。
一家の主を抜きにして勝手にドンドン決められたんじゃたまらない。ある日突然ボケ老人扱い(されたと本人が感じたとしても仕方がないような扱い)になったわけだ。そりゃ腹が立つ。
自分では「何だってできるさ、ちょっと時間はかかるけど」という程度の認識なのに、よってたかって「あれはダメ、これもダメ、車の運転なんてもってのほか!」だ。そりゃプライド傷つく。久しぶりに帰省した叔母さん(父にとっては妹)が帰ってきているっていうのに、そんなことはお構いなしに「○×▼△|^?%$」と訳分からない言葉を発してかんしゃくを起こしていたらしい。せっかくご機嫌だったというのに、台無し。
次回のデイサービスにもめげずに通って楽しくやってきてくれればよいのだが…前途はいかがなものか。