ようやくもみすり終了

約1.1ヘクタールの作付面積で、収量は110袋。10アール(約1反)あたりの収量は、10袋=5俵=300キログラムである。
平年であれば、10アールあたり7〜8俵はとれるという。今年は全国的に不作であると言うが、我が家はさらに悪いのではないか。
困ったことに、地元の農協は、例年、秋の収穫を見越して前渡し金を貸してくれる。
余裕がある農家であれば、こんな借金を作る必要は無いのだが、我が家はそうはいかない。例年この前渡し金と言う名の借金をしなくてはその年の作付シーズンを乗り切れないのである。情けない。
そして今年、であるが、10アール当たり8俵は収穫できるであろうと見込んで借りてしまったため、結構な金額に上っている。
最終的に、農協に出荷したお米は77袋分。約38.5俵分。金額にして342,000円(1俵60キログラムあたり8883円)だったそうな。この金額は、農協の常温乾燥調整施設(ライスセンター)の利用料などを差し引かれた額らしい。全額前渡し金の返済に充てられ、今年の稲作では1円たりとも口座の金額が増えることは無かった。
さらにこれから、大手農機具メーカーヤンマーさんに故障修理の代金約8万円、農薬散布代金、その他もろもろの支払いが迫ってくる。
気が重い。
母と相談して、我が家の飯米用を減らし、残っている昨年のコメを食べ続けて、1俵でも多く販売用にまわして現金収入を得ようじゃないか、ということになった。