実践無き腹話術講座

五十音のうち、「マ行」「バ行」以外は、軽く唇を開けた状態で唇の形状変化を抑えながらなんとか発音できる。
ということは、「マ行」「バ行」を含んでいる語をあらかじめ頭にたたき込み、これらを含む語を意図的に排除して会話を進めれば良いのである。
まだギャラリーを前に実践していないのが難点である。
このダイアリーをまかり間違って読んでしまったアナタ、ぜひ実践してみて欲しい。
忘年会を前に、うってつけの芸ではないか。腹話術なんて。うまくいってもいかなくても全く責任は持てないことを保証する。
ただし、いっこく堂さんみたいに自由自在な口唇の形状で自由自在な発音をするためにはかなりの訓練を要するであろうことは想像に難くない。
そう言えば、筒井康隆著の実験作品(なんて言っていいのか?)では、五十音のなかから徐々に音が失われていく物語があったなあ。
なんだっけ、ああ「残像に口紅を」っていう作品だ。ああ、どこかにしまい込んであるのだけれども掘り起こせない。もう一度読んでみたくなった。

残像に口紅を (中公文庫)

残像に口紅を (中公文庫)

朝から鼻づまりで、頭がぼ〜っとしていたため、こんなことばっかり考えていた。
発声はすべて武田鉄矢式。ナ行はダ行に、マ行はバ行に自動的に変換されてしまうため武田鉄矢化してしまうのである。
ぼ〜っとした頭のおかげでほとんど重要な業務は前に進まず。(言い訳)