うまいタネ、再び

自動車で近所を通っていると、山際から転げ落ちたアケビの実を発見。
時間に余裕があればツルを見つけて山登りを試み、久しぶりにおやつにアケビの実でも食べてみようかとなるところなのだがあいにく残念なことにそんな余裕はない。仕方なく立ち去ろうとしたのだが、自動車の中にビニール袋を発見、実だけとってかえってまいてみることを思い立った。
3種類くらいのアリンコが集っていたのを払いのけて採取、自宅に持ち帰った。
持ち帰ったアケビ1個から、果肉を取り除き、直径3〜4ミリメートル、長さ5ミリメートル程度、黒々とつややかに小さく光るタネ74個を採取。きれいに洗って写真を撮り、母親が挿し木・種まき用に購入しておいた用土を拝借し、播種。多くの果物がいったん冬越しして忘れたころに発芽するというのだが、アケビも恐らくそんなものだろう。気長に水をやりながら待つとしよう。
これと併せて、近所でもらって食べたら思いのほかおいしくてそれを食べた祖母94歳は「おいしかった、また来年も食べたい。それが無理なら再来年。接ぎ木なら数年で実がなるから」とまで言い始めたちょっと小ぶりのカキのタネと、いい年なのに道ばたで拾ってポケットにねじ込んでおいたドングリもまいておいた。これらの発芽もきっと来春だろう。地味に楽しみ。
これで、我が家のうまいタネシリーズは

  1. マンゴー 1/1 発芽はしたが、寒くなってきて成長が止まっているように見える。
  2. ビワ 4/6 発芽し、そこそこ成長している。
  3. ブドウ各種
  4. サクランボ
  5. ポポー(?)
  6. カキ
  7. ビワ
  8. ドングリ
  9. アケビ

となった。おそらく今生えているもの以外は来春発芽してくれるに違いないと期待している。