うまいタネ、その後

マンゴーの芽が枯れてしまったようだ。残念。

南国の植物なので、乾燥しすぎぬように、冷えすぎぬようにと思ってはいたのだが、さすがにここ1カ月の冷え込みでその生命活動を停止してしまったように見える。
保温・加温のための手当ができなかったのだが、決して快適とは言えないだろうけれどもその中でもいくらかましに思えた縁側に据えて水やりをしていたのだ。縁側ならば夜間はともかく日中はぽかぽかと暖かくて何とか持つのではないかと思っていたのだ。
ところが、一つ大きな誤算があった。高次脳に機能障害を負い、もともと他人の言うことなど全く聞き分けなかった男が我が家にはいたのだ。父である。高次納期脳障害に見舞われた父は、健全だったときには考えられない律儀な行動をとることが増えており、必ず毎日風呂の(掃除はせずに)お湯張りをするようになり、必ず毎日暑かろうが寒かろうが縁側のサッシを全開にしてくれているのだ。
おかげで私が手塩にかけようとしていたマンゴーは低温にやられてしまったのだった。