トラクター故障

作業開始から2時間、突如ラジエーター冷却水サブタンクから白煙が。冷却水が沸騰してしまっていた。水温計はぴくりとも動いていない。もちろんこちとら素人、原因も対処法も分からないので明日農機具メーカー営業所のサービスマンにお願いすることにした。ついでにロータリーの爪もずいぶんちびてしまっていたので注文することに。
荒起こしを終えた田んぼはまだ5分の2程度。困ったことである。
サービスマンによると、明日の日中修理に来てくれることになっているが、くれぐれも父に運転させぬように念押しをして、トラクターの鍵を預けることにした。高次脳に機能障害を抱え、失語症患いできかん坊の父対策にもっとも気を遣う。父もそれなりに運転できるだろうとは思うが、そこかしこで判断力がおかしくなっている。
たとえば、どこかのポケットに隠し持っているライターでそこかしこの枯れ草に火をつけて燃やしていたりする。春先の農家は、病気や害虫駆除のため田んぼのあぜ際や土手などを焼いて管理するのだ。これには通常火入れ許可申請をしなくてはならないのだが、もともと無法者の父である。そんなものはお構いなしだ。先日はえらい強風の日に火をつけようとしていたらしく、母が強く叱責したら逆ギレされたとのこと。ほかにも知らないうちにあぜ草が焼かれてしまっている個所が見受けられる。だれか通報してくれないか。できれば留置してしまってくれるとありがたいくらいだ。