兼業農家のほぼ正しいどんぶり勘定…春の田植えを記録してみる

110アールに2日、延べ10時間。
JAから購入した苗は190箱133,000円。
 これに不足分を親類から調達し最終的に210箱の苗を植えた。お礼の品代に5,000円程度。
労務費としては、母と私の2人×2日というところか。日当5000円×4人役。
加えて燃料費。田植機に10リットル、1580円。叔父から借りた軽トラック燃料満タン返し3081円。
春の田植えにかかった経費は締めて162,661円なり。
10アールあたり8俵(1俵60キログラムなので480キログラム、以下「俵」で計算)収穫できたとして、わが家の収穫は88俵。
わが家4人(+愛犬)の消費量4俵。叔父の家に4俵、田んぼを借りている家に借地料(小作料)として4俵、差し引き76俵を販売用に振り向けられる計算だ。
コメ価格センターのデータによれば、わが家付近産米の落札価格は1俵(60キログラム)あたり14,000〜15,000円台。ここでは少なめに見積もって14,000円で売り抜いているものとして計算しよう。単純計算で売り上げは14,000円×76俵=1,064,000円。ここから諸経費をどんどんどんどん引いていって、特別な機械の故障などがなければようやくトントンなのである。もちろん労賃はロハである。