祖母の吐血、下血原因は胃潰瘍だったとのこと。主治医の診察結果を母が聞いてきた。
大切な祖母のことなのに二次情報としてしか語れないことにふがいなさを覚えてしまう。
なにぶんにも95歳という年齢である。今さら手術を施すのも酷な話である。とはいえ、あとは衰弱するのをただ座して見守るだけなのかと自問してみる。世の諸先輩方はすべてこのような選択と決断を下して、さらにその上で毎日を過ごしておられるのだ。ことの大小はあるだろうけれどもいずれにしても重く困難な選択である。