町内の書店が消えた!

近所の本屋さんが今月いっぱいで店を畳むという。寂しいことである。図書館と並んで、町の脳みそとも言うべき施設がなくなるのは、地元にとってものすごい損失。
とはいっても私自身はAmazon楽天のヘビーユーザー。この書店で買うものはほとんど無い。書店での楽しみは主としてブラウジングのみ。この書店、あまりにも商品の回転が悪くてブラウズする甲斐もない。寂しくて仕方がなかった。地元商店なので利用してあげなきゃという使命感に燃えている私としては、当然この書店を利用するのにやぶさかではない。やぶさかではないのだが如何せんサービスが全くされない。注文しても一向に商品は入ってこないし、品切れの連絡もない、入荷の知らせもない。レスポンスがあまりにも悪かった。紀伊国屋がインターネットを通じた書籍通販を始めたとき、真っ先に加入したくらいだ。
しかし、こんな小さな店舗でも、地元の少・中・高校生やお年寄りなど、あまり本に手を出さない人にとって、本と出会う機会が奪われてしまうと思うと寂しさを通り越して不安になってしまう。私はいいが、町にとってどうなのか、書店だけではない。昨年末で懇意の散髪屋さんも閉店してしまった。不安材料にだけは事欠かない。人口密度だけがどんどん薄くなっていく。