高次脳に障害を持つ男の作業

職場を休んだ母、父を伴って黒豆の定植。今日は母とともに農作業をしているではないか。父はこれまで、母や私に言われた作業は一切しなかったのだ。恐らく人に指図されることがもともと好きでなかったことや、そばで同じ作業をされると父自身作業が旨くできなかったりしてプライドが傷つくことがいやだったのではないかと分析していたのだ。
それがどうだ、今日は母の言いつけを聞いてしおらしく手伝っているじゃないか。母と全く同じ作業をさせたら能率が悪いのがばれてへそ曲げてはならない。母はその点だけを気遣って作業をしていたらしい。何にせよ、父が進歩しているのがわかるのは少しうれしい。