今年度も折り返し地点を過ぎ、もう10月も残り少なくなっている。早い、早すぎる。来春早々に吸収合併される見込みの我が社、何事を行うにも(取りやめるにも)いちいち「合併後はどうするだろうか」というフィルターをかぶせて判断している。判断の主体はすでに相手先のようになっている。これが良いことなのか悪いことなのかを考えたりするいとまもなく、こうなっちゃってる。二言目には「どうせ合併するのだから」。さすがに組織に属しているもの全員大人なので、自暴自棄とまでは行かないが、なにかそれに近いような何とも言い難い空気感を感じている。これは恐らくこの渦中にいなければ感じることができないんじゃ無いだろうか。もしかしたらこれは敗戦国の心理に近いのじゃないかと、ふと思ってみたりもした。
まあ、そんな七面倒くさい事情にある我が職場なので、これに応じるカタチで通常業務もイレギュラー化してしまう。よろしくはないけれども駆け込み仕事ややっつけ仕事になっている。顧客や出資者の皆様には経営者に成り代わりココロからおわび申し上げる。だれも見ていないはずなのでこの記述を目になさることも無いのだが、記さずにはおれない。
手元の業務についても同様、なんだか知らないうちにすべて吸収合併までに片を付けなくてはならず、勢い突貫工事みたいになっているうえ、にわかに迫られる新規顧客対応についてもやっぱり吸収合併の期日が足かせになっていたりするのでこれまた面倒くさい。
整理して記述するのも面倒くさい事態になっている。