初春壱番目の予定

ご近所のお婆ちゃんが亡くなった。享年85歳。我が祖母よりも一回り若い。謹んでお悔やみ申し上げます。
突然の訃報(ふほう)であり年をまたいでの弔事、さらには折からの冬型による積雪凍結に、ご当家の配慮は大変なものである。
近所の通例であれば通夜、葬儀ともに自宅で行うのが一般的なのだが、今回こうした事情により、昨年地元で開業した民間葬儀場での会葬とされた。とるものとりあえず集まった近所の方々とともにご葬儀までの段取りを確認し、お婆ちゃんにお線香をあげてから帰宅。通夜はご自宅で、元旦の午後6時から、葬儀は12時から、近所の役回りを確認して散会。
不謹慎だけれど、ご当家での会葬はなかなか大変である。お正月ということもあり、近所のそれぞれのお宅ですべて段取りが狂ってしまったことだろう。葬儀場で行うという判断は賢明だったのではないだろうかと思う。だれも後ろ指をさしたりはできない。ただ、我が自治会では初めて葬儀場での葬儀となることから、心理的な抵抗感が残るのは事実。だが、なぜ自宅で行わなくてはいけないかをきちんと説明してくれる人はもういない。
我が祖母の葬儀についてもココロの準備はともかく物理的な準備をしておくのが大人の態度なんだろうなと他人事のように思う不惑の私。