手術は無事成功

検査入院の結果、ごく初期の胃がんであったことが判明した父。年齢や体力とがんの成長段階など複数のリスク要因から、早期の摘出が最も有効であろうとの結論に達したことから「じゃ、手術ってことで」とあいなった。摘出手術そのものは数十年にわたって行われている古典的な方法なのだが、父の場合は心臓の不整脈に起因した脳梗塞の前科があるため、胃がん摘出を勧める内科医と外科陣営よりも、麻酔・循環器系の医師陣営のほうが及び腰になっておられた。なにせ心臓や血流の具合によっては手術中に脳梗塞発症ってなことにもなりかねない。手術前のリスク分析説明によると、100パーセントの安全はあり得ないが、父の肉体的な条件をみると心臓の不調を起こす確率はかなり低いとのこと。実際には父の症状をみて執刀される方が伸るか反るか、ってところなのだ。医師って大変。我ら家族はお任せするのみ、彼らは毎度薄氷を踏む思いなんだろう。
そんなこんなで手術にかかり、午後1時から6時近くまで病院の手術室前で待機。
午後6時過ぎ、執刀医から「無事終了しました」との報せ、併せて術後説明を受け、本当に一安心。今夜は母が付き添って病院に泊まるとのこと。