イノシシ進入痕

田んぼの中を縦横無尽に走り回ってる痕跡が…ぐるりと電気柵で囲ってはある。どこから入るかの目星もある程度はついてる。母と二人どのような対処が良いかを相談していると、失語症で癇癪持ちの父がわめきチラシ始める。どうやら母と私の計画が気に入らないらしく、必死で、本当に必死で熱弁をふるってくれている。何言ってるかさっぱりわからんなかで、わかったこともある。それは母と私のやることなすことすべてがやっぱり全く気に入らないお前らのやっとる対処じゃイノシシ被害は防げんワシの言うことを聞いてみろオレサマが考えてることはすべて正しいんだからお前らの足らん頭付き合わせた算段では被害防止になりはせぬとにかく四の五の言わずにワシの言うことだけ聞いていればいいんじゃこの○○めらが。ということ。で、そんなに気に入らんのなら自分でやってくれ!仕方ないから父が考えてる正しい対処方法を聞き出してやろうとすると「ワシ日本語喋れんのだ病気なんだ」みたいな泣き言が始まってしまい肝心なことは一切伝わってこない。我らが手を出しゃ癇癪、言うことを聞こうとしなけりゃまた癇癪、喋ってる内容が伝わらないので「じゃ一人でお好きになさいませ」と突き放したらこれまた癇癪、結局ふてくされて諦めるまで適当に癇癪のあしらいをして今日もおしまい。
父に聞こえんように母と相談、当面進入個所にはトタン板で応急処置することにした。