マイカーのフロントグリルに

愛車のフロントグリル部分にツバメが突っ込んで死んでいた。しかも、死後数日経過していたようで、すでにハエのお子様たちが成長をはじめていた。
この夏は以上に気温が高いので彼らの成長も早い。しかしいくら早くても一日じゃこうはなるまいというほどのたくましい成長ぶりを観察するに、恐らく8/1か遅くても2日の出来事のような気がする。記憶には無いが。
この不幸な事故が起こったのは運転中だろう。それ以外には考えにくい。止まってる車で自殺するようなツバメはいない。
過去にタヌキを敷いちゃったり、イタチをはねちゃったりしたこともあるにはある。イノシシに遭遇したことだってある。しかし飛行中のツバメがあたったってなことは聞いたこともない。
写真に納めておくべきだったと少し後悔しはじめているくらいだが、第一発見者である我が職場の同僚も「さすがにそれは人間性を疑う」などとアドバイスをくれたのでかろうじてやめた。
他人にボクのきもちなどわかろうはずもないように、ボクも「「車に張り付いたツバメの死骸はちょっと気持ち悪いが、レアケースと言えばこれほどレアなことは無いじゃないか、そうだ写真におさめとこう」と考えるボクを気持ち悪がる人(たち)」の気持ちなんてわからない。
だからかえって他人の台詞や表情を必要以上に気にしてしまう(こともある)。
もうツバメは取り去ってしまった。ハエのお子さんたちも洗い流してしまった。
死骸はその辺で白骨化するまで観察するのだ。バクテリアやアリンコやハエのみんなには自然界でいい仕事をして欲しい。
合掌。