ようやく本を読む時間がとれるようになった。

辺鄙な田舎町にあっては大企業とも言える我が社。従業員は100人くらい。私の意向をなんら反映しえない労組もあり、経営陣となにやら「闘争」をしているという。
そんな職場だが、ご多分に漏れず我が社にも「能力給」の導入が迫っているらしい。
そこで数ヶ月前に購入したのがこれ。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

我が労組でも問題になるのは「誰がどんな基準で評価をするのか」である。
途中までしか読んでないけど、いまのところ「成果主義」のいちばんの問題点はこの「評価」に尽きる。
かつて日本型年功制を礼賛する「虚妄の成果主義」という本を読んだが、
虚妄の成果主義

虚妄の成果主義

下降線をたどっている我が社のモチベーションアップや愛社精神の向上にとって、こちらの理屈だけではうまくいきそうもないなとは感じた。
結構わかりやすかったしおもしろい視点ではあったのだが、なんだか上滑りしている感じがぬぐえなかったのだ。