田植えを終えて丸2日を経た我が家の田んぼ。田植えを終えたあとは、数日間水をためておくようにするらしい。どう見ても水量が少ないように見える。
いずこの田んぼでも、水路から水を引っ張ってきて水田の水位を調整する。たいていは、1本の水路が何件もの農家が所有している何枚もの田んぼに水を流さなくてはならぬため、日照りの夏には水争いが起こることがある(らしい)。
その点、我が家の場合、水路を利用しているのは事実上我が家だけ。日照りの夏でも水量だけは豊富であるため、水の心配だけはしなくてすむ。
ただし、どの程度の水位を保ってやるのがイネにとって良いのか、またこれからイネ以上にぐんぐん伸びてくるであろう雑草たちにとってはどうなのか、除草剤を撒くときに水位はどうすればよいのか、撒いたあとにはどの程度に保てばよいのか、気温が高いときには、はたまた低いときには深水管理にするのか、大雨のときには、乾燥しているときにはどうかなど、条件によって最適な(とまではいかなくてもある程度望ましい)水位があるはず。きちんと管理できるのかどうかはまた別なのだ。
さらに、何年も水管理を続けている人ならば、「今からこの水量で何時間あてたらこのくらいの水位になるからそのときに止めにいけばいいや」とか「あたりすぎているからちょっと水位を落とそうか。何時間したら見に来よう」とか、「ああ、このくらい乾燥していれば水田面から蒸発するスピードがどのくらい、あと何日くらいで乾くな。」など、経験則で上手になさるのだが、如何せんこちとら素人。一枚ごとにちっちゃな取水口を開け閉めしながら「どのくらいたまるんだろう」「これじゃあたりすぎかな」などと判断に苦しみつつやけに時間をかけているにも関わらず、決して適切な水位ではなかったりするのだろう。
国道沿いの田んぼなので、失敗したら友人知人の農家たちに一斉に突っ込まれることになっているし。ああ、悩ましい。