間断冠水開始!

稲作農家にとっては常識中の常識、間断冠水をはじめる。
梅雨の半ばくらいから、水路から水が入らないように水量を落としていた。農協担当者も「田んぼを乾かしてイネに活力を」とさんざん教えてくれてもいたし。
さすがに梅雨であるので、先週末までは降ったりやんだり、田んぼが乾く暇もなかった。先日記したように田んぼを干してやるタイプの除草剤はまけなくなったくらい。
おかげで良く乾いている。
よし、水門(と言うほど大げさなものではない)を開くのだ。水を充てるのだ。
昨夜からはじめたのだが、9枚もの田んぼ、約1.1ヘクタールの田んぼ全部に水が充ちるのには時間がかかる。
てなことを書きながら天気予報を聞いていると、週末またぐずつき模様になると言う。
水門は閉じた方がよいのだろうか。

間断冠水
中干しが 終わった田圃は これからの時期は 田に水を入れたり出したりの『間断冠水』になります。
大きなヒビが入るくらい干し上げて 数日間水を入れて 同じ期間 また干す人や田に水を入れてる期間が長い人 小地割りした溝に 水さえ入ってればいい程度に 水を入れる人 おもいきり水に漬けて 漬いたらすぐに水尻開いて 水を捨てる人
やり方は 田圃の癖や品種、その農家さんの考え方などで さまざまです。

このような記述を読むと、少し安心する。
さしずめ、本日からの私は「おもいきり水に漬けて 漬いたらすぐに水尻開いて 水を捨てる人」ってところか。

むむむ、テレビでは「果樹のカメムシ注意報」なるものが出されたと言っている。
カメムシは、イネにとっても大敵。
我が家でもそのうち殺虫剤を撒く予定にしている。(撒くのは業者の無線操縦ヘリコプター
カメムシ防除のためだという。
兼業農家一年生にとっては、「まだ見ぬもの」への対応で一杯一杯。
いったい私は、なんのために、今、この作業をしているのか分からなくなる、いや、分からないままやっている。