予定では明日から稲刈りのはずだった

周囲の田んぼのうち、7割くらいは稲刈りを終えているように見える。
早いお宅は9月に入るとすぐに刈り取りをはじめる。我が町の稲刈りピークは先週くらい、だいたい9月9〜10日。
先週の土日も天気が悪かったので大変だっただろうが、この土・日・月曜日の連休に稲刈りを予定していたお宅はさらに大変だ。
この連休に稲刈りを予定していたのは、まさしく我が家である。
ただでさえ管理が悪く、ヒエを中心に雑草だらけの田んぼ。国道筋にあるため、イヤでも誰の目にも明らかに管理不行き届きであることは明白。
職場の上司が見るにつけ「早く稲刈りしておけよ」といってくれるが、その言葉のむこうに「同じ職場にこんなに常軌を逸した田んぼを作るものがいたのでは我が社の信用にかかわるから収穫量はともかく稲刈りくらいは終えておけよ、できるだろ、それくらい。人並みにやっとけよ!」というニュアンスを勝手に嗅ぎ取ってしまう。こんな下巣の勘ぐりができるほど、私の性根は腐っちゃいなかったはずだが…。まあ、仕方あるまい。
それにしても、イネの株も細くて(薄毛に悩む私の生え際みたいだし)、雑草まみれの田んぼは全面積の1/4程度、現段階で既に倒伏してしまっているところもほぼ1/4くらいに及んでいる。台風13号が接近し、昨夜から断続的に雨模様。徐々に雨は強くなってきているようだ。我が家の田んぼは連休あけにはさらに目も当てられぬ状況になっていること間違いない。
この調子では、稲刈りは来週だな。幸い職務上は一段落したところだ。早くイネを刈り終えないと、いつまでたっても近所からキチガイ扱いだ。
田舎町では特にそうだが、人並み程度にいろいろな規制を守り、人並み程度に不法行為におつきあいできないヤツは奇人扱いだ。いくら本業で頑張っても、兼業している田んぼすら人並みにできないヤツは信用されない。