父とドライブ

父が入院中、多方面から過分のお見舞いをいただいている。
退院したのは先月上旬なのだが、お見舞い返しの用意がようやく調った。
母は「金券にしようか海苔にしようか」などとさんざん迷っていたようだが、私の希望はただ一つ、ずっとお酒を配達してくれていた酒屋さんで買おうよ、ということだけ。できればその酒屋さんの利幅が大きそうな物で。
我が家にお酒を届け続けてくださって40有余年、本当に有り難うございました。
これからはお使い物程度の買い物しかできませんが、極力お宅の店を使いますから今後ともよろしくね。
今回のお見舞い返し、酒屋さんへの手切れの意味合いが強い。我が家の気持ちと受け取った先方の気持ちなどどうでもよいのだ。今回は。
その酒屋さんから届いた大中小の箱を車に積み込み、聞き分けのない父を伴ってご近所さんを巡った。ちょうど午後からは雨模様になり、野良仕事にかかれない父にはちょうど良かった。