祖母94歳

ほぼ寝たきりの祖母、高血圧症と腰椎損傷の鎮痛剤などを併せて毎日欠かさず毎食後に服用するように飲み薬を処方されている。2週間分ほどだろうか。
このうち、朝食後に服用する薬のうち一種類が、湿気で固まってしまっている。今さらだが、乾燥すればもう一度ほぐれるのではないかと思い、乾燥剤とともに一昼夜入れておいたのだが、どうも元通りさらさらのパウダー状にはなってくれない。
「こんな固まりじゃのどに詰まる飲めない」と祖母。さてどうしたものか。飲まなくてよいものならはなから処方されてはいないだろうから、なんとか飲んでもらわなくては困る。以前かかっていた薬局だと、どの薬がどの症状に効くのか、使用や保管上の注意など事細かに記載された投薬一覧がもらえていたのだが、今かかっているお医者さんだとそうした細かい説明は一切ない。
固まってしまうのは一種類だけで、臭いを嗅いでみたところ、熊の胃の臭いだ。胃薬っぽい苦そうな臭い。大量に処方される薬によって胃に負担がかかるため「胃薬を入れておきます」と言われたような気もする。
いずれにせよ、素人判断ではらちがあかないので、明日にでも処方した医者に電話をして聞いてみよう。