安心と信頼

爆笑問題NHKで何か番組をやっているらしいことは知っていた。たまたまその時間帯にチャンネルを合わせたのだろう、社会心理学者の山岸俊男さんが一緒に出て、太田さん・田中さんを相手に実験しているじゃないか。これは見逃してはならないと思ってその会はそこから最後まで見続けた。
山岸教授が研究なさっている社会心理学はずっと気になっていた。ほぼ日刊いとい新聞がかつて手がけた「学問は驚きだ」講演会シリーズで初めてその存在を知り、以降ずっとだ。
ただし、気になっていただけで、説明しろと言われると困ってしまう。その程度の認識しかないのが情けない。
以前、一緒に仕事をした人物から「おまえのこと信用はしてるけど信頼してない」と言われたことがある。逆の方がよかったよな。人としてはと思った。山岸教授が分析した日本人みたいだったのだ。
相互に監視しあっている社会ではとんでもない行動をとらない方が安全で安心な振る舞いだが、その実、心の内では何を考えているやら分からない。裏切りだってあるかもしれない。ということか。
いまひとつ自分のなかでもこなれてないな。もう少し勉強が必要だ。