「もしも…だったら」

過去は振り返らぬように、あのときこうすれば良かったのに、とは考えないようにしている。
しかし、もしも中島らも作品に出会っていなければ、私の今の人格はできあがっていないであろう。
そんな出来事はだれにもあるだろうが、それほどカルチャーショックを受けたことは間違いない。
田舎もので、世の中のいろいろな物事を知らぬ私に中島らもとその取り巻きたちの世界はあまりにも刺激的すぎた。
中島らもが亡くなって丸3年、奥様の書き下ろし作品を読了。

らも 中島らもとの三十五年

らも 中島らもとの三十五年

しまいこんだらも作品をもう一度引っ張り出してみた。「今夜、すべてのバーで」の単行本のカバーはすり切れていた。今夜、すベてのバーで (講談社文庫)