祖母94歳、その後


12月3日に脳梗塞(こうそく)を起こして入院した祖母、約2週間がたち、容態も安定したためようやく一般病室に移った。困ったことに、決してめざましい回復をしたからという積極的な理由ではないようだ。寂しいことである。
頻繁に見舞いに行っている母の証言によると、脳梗塞(こうそく)につきものの片マヒ(右半身不随)と失語の症状はあるものの、入院して1週間ほどは呼びかけに反応して声を出したり、腕や足を動かしたりしていたとはいう。(ただし、私が見舞うタイミングでは祖母の反応はほとんどなく、ほぼ寝たっきり。なんだか私のお見舞いじゃ足りないと宣言されているようで寂しい。)
先週、ちょっと熱を出したり血圧や心拍数が上がって少々つらい状況になったらしく、それが治まった今週くらいからは、母に対してもあまり好感触の反応がなくなっているという。状態は悪化してしまったのか。
本日、祖母の容態について、祖母の親元に連絡し、祖母の(存命である)兄弟やおい・めいにあたる親類縁者にそれとなく情報をリークした。電話をしたのは母。恥ずかしながら縁者と面識がほとんどないために連絡先すら知らないのであった。祖母が居なくなってしまうことに対する覚悟以上に、失語症の世帯主に代わっていろいろと面倒な手続きをせねばならぬことを覚悟するのだった。