祖母の退院調整会議

現在祖母が入院しているのは一般病床。まだまだ回復の見込みがある方々向けの病床らしい。脳梗塞(こうそく)で倒れてこちら、しばらく発熱したり落ち着かなかったりしたようだが、容態はおおむね安定している。
「安定している」=「もう特別な処置はできませんよ」ということ。おおむねそんなこと。年明け早々にはこの総合病院からの退院を迫られているのだ。
そんな大事な会議を控えた今日、祖母の弟たち夫婦二組が見舞いに来てくださった。弟たちと言っても双方70歳を超えたじいさんばあさんだが。遠方から自動車を運転してきてくれたのだが、彼らの運転の方がよっぽど心配。ともあれ、調整会議を前に一緒に昼食をとってしばし歓談。
食事を終え、母とともに退院調整会議なるものに臨んだ。見舞いにみえた祖母の弟夫婦二組も図々しく一緒に会議に入ろうとしたのだが、看護婦さんの一人に「最も身近でお世話なさる方だけでお願いします!」と毅然とした態度で叔父さんたち夫婦に一括。たのもしい。助かった。本当は彼ら二組の夫婦が邪魔でたまらなかったのだ。実際に面倒を見てくれるわけでもないのに一般論や人情論を振りかざされて正直鬱陶しくてたまらなかったのだ。