祖母94歳を見舞う

祖母の娘で、父の妹である叔母が福島県から帰省してきた。一昨年の10月以来である。叔母が前回帰省したとき、父はすでに失語状態であったが、祖母はまだまだ元気であったのだ。
老化は誰にも止められないし、巻き戻すわけにもいかない。万人に平等に巡ってくる。叔母にしても前回帰省したときに「次に帰るときは婆ちゃんの葬式かな」などと冗談とも本気ともつかないセリフを残して笑いあいながらわかれたのだったが、限りなくその状況に近いともいえる。残念ながら仕方がない。