祖母を見舞いに

午前中、ワイシャツのアイロンかけや布団干しなどの家事をしていると、失語症で高次脳に機能障害を持ちかつわがままが止まらないわが父がなにやらアピールをしてきた。車に乗せてどこかに連れて行けと言うことらしい。最初はどこのことだかさっぱり分からなかったのだが、ヤンマー農機の展示会にのぞきたいらしい。そう言えば案内はがきが届いていた。早々に目につかないように処分したつもりだったのだが、こういうことだけはめざとくて困る。しかたが内ので渋々連れて行くことにした。なぜならうるさかったからだ。
1時間ばかり展示会場に父を放置した後、強制的に連れて帰ろうとしたのだが、まだいると言って聞かない。きかん坊の本領を発揮。懇意にしてくださっているサービスマンの方が「私が連れて行きましょう」と言ってくださったのでその言葉に甘えて放置して帰ってしまった。
祖母を見舞いに行く途中で、先週くらいから部品が取れっぱなしのケータイ電話を修理に出し、一時的に代替機を借りた。ケータイ電話で撮影した花盛りのわが家の様子をプリントアウトしようとカメラのキタムラで初めてお店プリントにチャレンジ。サボテンの花やバラの花などを印刷し、祖母の元に届けてあげた。
祖母に写真は見えたのだろうか。その前に、私のことが分かったのだろうか。