09年稲作の準備

昨シーズン以前の稲作関連資料を引っ張り出し、水稲作関連資材注文書の作成を行う。正しい第二種兼業農家として、国土を守り続けるために、何らの経済的経営的な裏付けも取らぬまま、前年同月の注文書控えに従って、とにかく数字だけを埋めていく。価格など見てはならない。単価×個数など計算してはならない。田植えを使用という意欲がそがれてしまうのだ。全国の兼業農家諸氏がすべてこんなふうではないだろうけれど、わが家の近所はたいていこんな感じである。下には下がいるのだ。

  • 苗の注文

稲作部門作業委託利用申し込み-育苗施設・硬化苗=200箱、5月9〜10日配達
昨年の反省を踏まえて今年度の注文数を定める。08年度発注数は190箱、実際に植え付けした数は210箱。最初に取りかかったほ場で厚く植えすぎて、後半で苗が足りなくなったのだった。

  • 水稲肥料・農薬予約注文の覚え書き

基本的には昨年施用したものと同数で注文。農薬(除草剤)は気持ち減らし気味で。追肥用(穂肥)は昨年も半量しか施用していない。

品目 必要数 08末在庫 09発注数
肥料・燐加安 11袋 0袋 11袋
肥料・みのりV550 11袋 6袋 5袋
除草剤・ソルネット 11袋 0袋 11袋
除草剤・トップガン 11袋 0袋 11袋
※箱施用剤 10袋 0袋 10袋

※昨年はブイゲットアドマイヤだったが、今回JAの職員に勧められて「嵐ダントツ」という薬に変更してみた。殺菌剤の効力が長持ちするらしく、紋枯れ病やいもち病に効くらしい。従って、従来いもち病予防におこなう防除(たしか7月下旬から8月にかけて行う)作業をしなくてすむという。わが家の場合はヘリ防除の回数を減らせるわけだ。カメムシ防除だけは行わなくてはならないようだが、それでも省力化と経費節減につながるので助かるはずだ。