備えよ、つねに

といきたいものであるが、40年近くの習い性はそうやすやすと変わるものではない。基本的にずぼらであるところの私、「備えなくて憂いあり」という状態こそが常態である。恥ずかしいことである。
台風接近中の今夜は、そんな危惧を全く無視して職務上の会合に出席せねばならなかった。ずぼらな私のこと、夕方近くまで台風接近に対してなにがしかの備えをしておくことなど思いも寄らなかった。
昼休み、ニュースを聞くにつけ、全国的に台風直撃予報ばかり。私の心配事はただ一つ。わが家の玄関付近ですくすく細々育っている鉢物たちのこと。
決して上手に育て上げているわけではない。むしろへたっぴ。しかしようやく愛着らしきものを感じるようになってきた鉢物たちをないがしろにすることは許されないのだ。これまで手塩にかけて世話(毎朝の水やりのこと)をしてきた昨日、一昨日、半年前の私、2年前の私に対して申し訳ないと思ってしまったのだ。
そんなに気がかりならすぐにやりゃよかったのだが結局帰宅したのは午後9時前。あわてて鉢物を避難させた。
一晩の辛抱だよ。きにすんな。