お見舞い行脚2日目

大津から京都、京都から名古屋へ移動。今日は大学時代の友人を見舞うのだ。二個一個ですませるのだ。
今日見舞うのは同い年の男。いわゆる骨髄腫というものになるのだろう。すでに入院生活は4カ月に及び、「相撲も三場所目だ」という。最初に聞いたときには我が耳を疑い、正直どうしていいかわからぬほどショックを受けてしまったものだ。抗がん剤治療をしているようすをほかの旧友から聞いたり、本人からメールが届いたのを読んだりしたところによると、確かに腫瘍の治療は大変だし生命にかかわることであるらしいのだが、大変難しいながらも治療効果の高い方法があるようで、確実に余命何ヶ月とか何年だとかというものでもないらしいことを聞いてひとまず安心した。
昼食を一緒にとり、それから夕暮れ時まで、延々と病院のロビーでくだらない馬鹿話に終始した。
お見舞いというよりも、私が安心するためだけに会いに行ったようなもんだ。本当に、なんとか、一刻も早く完治することを願ってやまない。