職場関連親睦団体の宴

所属職場の現職とOBを交えた団体の、年に一度の宴が催された。100人近い人間に宴の案内がされたと思われるが、出席者はわずか14人。なんだこの会は。
正直言って、あまり楽しい会でもないし、欠席したからと行って誰に不義理をなじられるわけでもない。どうしても一緒に呑みたい相手がいるわけでもない。だいたい今やお酒もたしなまない。まったく、自分自身でなんでこの会に「出席します」って通知してしまったのか理由が思い出せない。それでも出席したのは、直前になってドタキャンするのは格好悪いと思ったから、ただそれだけ。
それでも、酒さえ呑めれば良しとしていた時代は無理矢理でも「まあそこそこ楽しかったよな滅多に喋れない人ともコミュニケーションとれたし」などとと思い込ませることが出来てたのだが、素面で臨んだ今回は全く気分も高揚することなく落ち着いて最後までにこやかに過ごしただけだった。
そんななか、いくつか救いがあった。最長老が気にかけてくださり、昔の武勇伝をいろいろと聞かせてくださったこと。それと今日集まったメンバーの総意により、今年でようやく幕を下ろすことを決断できたことである。英断。100分の14しか賛同を得られないような会が存続していくこと自体が反社会的である。必要ならばまた集えば良いだけの話である。