一段落

本業がようやく一段落。これまで一月あまりかけて調整してきた申請書類の審査会当日だったのだ。書類自体の出来(不出来)は正直いって不満は残るが、なんせ締め切りは本日である。どう逆立ちしたって間に合わぬものは仕方ない。あとは審査員を前にはったり効かせた巧みな話術で切り抜けようというこそくな戦術である。
現実には「はったりを巧みな話術」は「終始挙動不審な稚拙で筋の通らぬ言い訳」となり、審査員一同の心証に決定的な印象を残したに違いない。(このオトコ、ツカエネエ、とか)
診査文書の申請内容説明は終了した。いたたまれぬ思いの私と上司を前に、あまりに頼りない説明者(私)の姿に同情すら覚えたらしい審査員一同、話題は診査書類そのものとはほど遠い審査基準のことや制度そのものへの意見などに終始していた。痛すぎる、がしかし助かった。診査自体は無事終了し、なんとか申請は受理され、晴れて認定となったのであった。
15年ぶりに大変しんどい期間であった。