父の体に変化

自治体の胃がん検診でかつての潰瘍あととともにできものがあるとのことで、先日精密検査を受診し、生体検査とやらで胃壁を採取したらしい。本日、母が(高次脳に機能障害を持ち失語症患いであるため聞き分けが異常に悪い)父を伴って検査結果を拝聴する予定である。
と、ここまではまあ想定内だった。今朝のこと、父の洗濯物をつまんで「血がついてる」と母。いわゆる下血である。もともと不整脈持ちの父である。不整脈で滞留した血液が凝固せぬようにと、脳梗塞発症以降ずっとワーファリンを処方されている。下血はまずいよ。特に内臓深部の出血だと大変なのである。下着に付着した血液痕を見た限りでは、すでに乾いた状態とは言え「鮮血」と呼べる赤さではないかと思われた。素人判断は危険であるが、出血が止まらぬのがワーファリンの効果であると聞いている。母によると一昨日あたりから出血していた可能性があるという。顔色をうかがっても特に真っ青でたおれそうであるようなことはないものの、ひとまず今朝の飲み薬からワーファリン錠剤を抜いて医者で所見を求めることにして送り出す。大事ありませんように。