ものごっつい不本意その2

一泊二日の出張から帰宅。
結局研修のねらいもわからぬままにいそいそと事務局担当者のあとにつき、同行した他の関連書団体の方々に対して愛想笑いや相槌に終始してしまった。
「まあ、各団体からの負担金で行ける大名旅行だから、しっかり見聞を広めておいで」なんて送り出され、それでも何かをつかんで帰らにゃ、と意気込んで出かけたのではあったが案の定この体たらく。自分で自分をなじってます。「このヘタレがっ!」
まあ、関連職場の同業者たちと行くんだから、せめて仲良くなって帰ろうか、なんて考えてはいたものの、それもままならず。
おそらく職場の上司が僕を研修に送り出した目的はこっちにあったはずだし、だいたい関連団体を設立した経緯もそっちが目的なのだ。明文化はしてないけど。
この研修視察で積極的に他の皆さん方とコミュニケーションを取るべく努めるのが正しい振る舞いだったのだ。
ちょっと賢いやつだったら上手にそれに迎合できるのかもしれないが、コミュニケーションが目的ならばそれを前面に出してくれ。わざわざ物見遊山の視察なんか行かずに合同でワークショップでも開催した方が名実ともに達成できるんでないの?
とは昨夜の夕食懇親会で一言も発することなく、わだかまりは胸に秘めたままでお座なりの会話を繰り広げてしまった。
何も知らずにこの研修のスポンサーとなってる皆さんには申し訳ない。
せめて出来るのは、報告書に「目的も明文化できないような研修は無駄である。即刻やめるべき。」と書き記すことだが、コレにしたって上司に握りつぶされるのだ。きっと。
いったいいつの時代の組織だ。

組織内部からの組織変革はあり得ないと人はいうけど、それでもやらなきゃならない。
少なくともやる姿勢を見せておかなきゃ誰も僕に出資(雇用)しようなんて思わんだろうし。