凹みつつ、明日への活力を養うために自棄読み。

「玉蘭」桐野夏生

玉蘭

玉蘭

(ホントは朝日文庫版。)
、最近のニュースやなんかを見てると、ホントに何でもあり。たまに周囲の人間が「あんな事件信じられん」などと宣うのを聞くに付け、「信じられんなんて言って想像することもやめちゃうのは怠慢なんじゃないの?社会全体が怠慢なんじゃ無いの?解決するためにゃ、結果を見て原因を探ったりしなきゃなんないんじゃないの?」とたいした理屈もこねられないくせに食いさがってみたりしてるのですが、なんにでも「それすらもアリよ。」と訳知り顔してるのもどうかと思いながら読んだ次第。小説書く人たちの想像力で生かしてもらっているな、と言う気がしています。
桐野作品に登場する「嘘吐き」って言葉が愛おしい。寛大なのでしょうか。