衝動買いは続く

先月、知人が講演でつかうための報告資料の清書をたのまれていた。何もかもが押し気味の我がスケジュールの合間になんとか仕上げて依頼主にお返ししたところ、大絶賛。たいした出来ではなかったので気は引けるのだが、当の依頼主、パソコン操作は苦手で、写真やイラストを適度に駆使した成果品にえらくご満悦。
「お礼には何が良い?」と聞かれたので、本業の手前現金を要求するのもどうかと思い「じゃ、図書券でお願いします」と応えていたのだ。しっかり封筒に入った図書カードをいただいていた私。今日の今日まで中身も確認せずにいたのだが、封を切ってみるとなんと15,000円分もの図書カードが!
えらくあっさり「あ、どうも、じゃ有り難く」なんて気安くお礼を言っただけ。まずい、本格的にしっかりお礼をいわなくちゃ。
ともあれ、久しぶりに「某県庁所在地」市の大学前書店に赴き、欲望の赴くままに物色開始。
お、「π」の続きが出てるやん。古屋兎丸好きなんです。

π 5 (ビッグコミックス)

π 5 (ビッグコミックス)

 
π 6 (ビッグコミックス)

π 6 (ビッグコミックス)

さてさて、お次は。
え、「新解さん」改訂したのね。数年前から隠れ新解さんファンとしてはこいつは買いでしょう。きっと期待を裏切らぬ出来に違いない。
新明解国語辞典 第6版 並版

新明解国語辞典 第6版 並版

おっと、折角あぶく銭ならぬあぶく図書カードもらったんだし、ちょいと手を出しにくいあたりも買えるんだね。
と言うわけで、宮本常一関連書籍も買っちゃえ!
宮本常一の写真に読む失われた昭和

宮本常一の写真に読む失われた昭和

 
宮本常一が見た日本

宮本常一が見た日本

彼の仕事には学ぶところが多い。写真もいいぞ。私の写真や文章にもこうした視点がほしいのだ。切に。
さあさ、お次はと。
おっ、清水義範氏の新書じゃん。これは買い。
大人のための文章教室 (講談社現代新書)

大人のための文章教室 (講談社現代新書)

ついでに隣に並んでたコレも。
ホンモノの思考力 ―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)

ホンモノの思考力 ―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)

いやしくもなにがしかの文章を書かなくちゃならない私にとって、この手の本はとても魅力的に映るのだ。それらが十分な効果を生んでいるかというと疑問だが。この雑文を読めば一目瞭然。
まだまだ買えるぞ。
そうだ、小説も買っておけ。せっかくのあぶく図書カード。奥田英朗作品山積みだね。
空中ブランコ」も「イン・ザ・プール」が平積みだ。わざわざ私が買わなくても図書館でおいてそうだな、こりゃ。
(店内をしばし物色。一周した後)いや、欲しいときが買い時だ!
イン・ザ・プール

イン・ザ・プール

わお、まだ15,000円には届いてないじゃない。
楽しみは次回にとっておくのだ。