わが家にあるボロ車

地球温暖化が叫ばれるようになって久しいが、わが身の周囲では未だRV全盛である。
なまじ積雪地帯(北陸・東北地方には及ばぬが、そでれも県内では多い方)ではあるし、エセアウトドアズマンが多い。
かく言う私め自身が現在乗っている車もデリカスペースギアだし、前の前に乗っていたのはパジェロだった。
嫌いではないのだ。だって、車高が高いのだ。普段職場や地元社会では虐げられているのだ。マイカーに乗ってるときくらいは世間を見下げたっていいじゃないか。
とまあ、その程度のプライドを満たすためと、趣味の一つにウィンタースポーツを加えていること、夏場もさまざまな屋外活動で引っ張り出される(あくまで受け身であるが、こうしたことの)ため、という大義名分もある。
そんな私めのルーツはというと、10年前の前職に在勤中、同僚からボロRVを譲られたこと。
当然いまの世では名前すら知らない方ばかりだろうが、約30年前にTヨタ自動車が○ンドクルーザーの弟分として販売していた○リザードって車種だった。
「安かろう悪かろう」の言葉通り、譲り受けた直後にマフラーは腐食して取れちゃうし、床は錆でやられてるし、さんざんではあったが、それでも3年間は乗ったであろうか。
前職を退き、地元に帰ってからもしばらく乗っていたが、現在は倉庫の場所ふさぎに成り下がってしまったボロ車である。愛着は尽きぬが。
その存在すら忘れかけていたのだが、現職の同僚が「見せてくれ」とやってきた。
あらゆる方向から観察しまくり、「いや〜、こりゃいいじゃない」などと(かつての)愛車を褒めちぎられりゃ悪い気はしない。
ついつい「久しぶりにレストアを本気で考えてみようか」ってな気分になっちゃったじゃないか!
どうしてくれるんだ。それでなくても散財が過ぎるのに!