地元の氏神様の祭りは滞りなく

定例の虫祈祷をつつがなく終了し、一安心。だが、世話人の仕事はこれだけじゃない。
年に数回しか使うことがない山深い神社には、得体の知れない生物が巣作りをしたりしてとっても汚くなっていた。このため、祭礼当日だけの付け焼き刃な掃除は苛烈を極めた。さらに、進二に使用するお道具類もさわる橋から皆壊れる始末。壊れてはいないお道具類も、このお社に住み着いている未確認生物(おおかたの見方によるとムササビらしい)の生活痕(要は山盛りになった排泄物)などで汚れまくり。湿気があるので臭いもすごい。(人間様の排泄物よりは格段にマシではあるが)
今回、宮司さんの計らいで、うすら汚れた御幣を新調していただき、さらに神棚にご神体らしき石像の物体が直に置かれているうえに棚を開けると丸見えだったので、これまた宮司さんが御簾を寄贈してくださることになった。ありがたいことである。
というわけで、若干例年の世話ごとよりも二三の手間が増えてしまったものの、集落の大事な氏神様が美しく保てるのは単純にいいことである。
使い物にならないわが家の世帯主に替わって今年初めて世話人を仰せつかって「ちょっと出しゃばりすぎかも」と思わぬでもないが、まあいいか。